以前の記事にもありますが、子供が牛乳と卵のアレルギーがあり、減感作療法をやってます。
今回第三段階まで来たので、記録及び共有したいと思います。
そもそも減感作療法って
減感作療法はアレルギーの原因(アレルゲン)を少しずつ積極的に摂取していって耐性を獲得するやり方です。耐性を得るので、根本的な治療なのが特徴です。
最近ではスギ花粉の治療薬も出てるので減感作療法の知名度は上がってきているかと思います。
以前はアレルゲンを遠ざける方法がとられていたのですが、対応に限界があるし、少しずつアレルゲンに慣れさせたほうが最終的に耐性が出来てQOL(生活の質)が上がると言われています。
根本的な治療でないと、例えばずっと◯◯の薬を飲み続けないといけない感じになります。
スギ花粉症の方が毎シーズン医者にかかって薬を貰うイメージです。
減感作療法はメリットが多いが、医師の管理の下、行うことが大事です
減感作療法は必ず医師の指示に従って行う必要があります。勝手に行うと危険です。食物アレルギーで赤いプツプツが出る程度ならいいのですが、呼吸困難で死亡する不幸な事故が毎年のように起きています。
給食でおかわりした女子が亡くなる事故がありましたよね。(この方はアレルゲン除去の給食を食べていたのですが、そその日たまたま、おかわり(通常食)をしてしまい発作が起きた事故です)
牛乳の進め方
病院によっても異なると思います。私達が行っている病院では次の流れです。
- 食パン半分を食べられるように
- ヨーグルト1カップ食べられるように
- 牛乳を200mL飲めるように
という順番でやっていきます。加工されているものはアレルゲンとしての強さは低いんですね。なのでいきなり牛乳本丸でなく、外堀から埋めていきます。
私の子供の場合
各段階の状況をまとめていきます。
食パン
食パンは原料に牛乳が微量に入っているものがあります。これを少しずつ食べていき、量も増やしていきました。
食パン1枚を10分割にして、今週は◯個、次週は◯個と本当に徐々に増やしました。一日でトータル◯個食べる、何か付けても良いというルールでした。
たまに体調によるのか、口の周りに発疹が出来たりしましたが、順調に食べられるようになりました。
ヨーグルト
これも、はじめはスプーンの半分から徐々に増やしていきました。本人がヨーグルトを気に入っていたのが助かりました。
しかし、一日の規定量を食べても、もっとくれ!と駄々をこねるのは困りましたが。
とりあえず、1カップは問題無く食べられるようになりました。ここまでは順調でした。
牛乳
パンもヨーグルトもはじめの量を決めるために病院で負荷試験を行ってます。極少量を摂取して、15分様子を見る、追加で少量を摂取して、また15分と。そうやって限界を調べるんですね。
結構この時点で喘息みたいな発作を起こす子供もいるんです。すぐに対処すれば心配ないですが、これが家庭や出先ですぐに対処できなかったらと思うと怖いです。なので、減感作療法は絶対医師の管理の下でして下さいね。
負荷試験の結果から一日◯個(◯杯)で週ごとにコレだけ増やすとか、を決めるわけです。
今回、子供が牛乳の負荷試験を行ったのですが、20mLで身体中に蕁麻疹が出てしまい、中止となりました。
1mL、2mL、10mLは大丈夫だったのですが、20mLでダメでした。
医師と相談して、一旦ヨーグルトに戻ることになりました。また、数ヶ月後に牛乳に挑戦する予定です。
卵についても進めているところです。機会があったら共有していきます。
まとめ
- 減感作療法は根本的なアレルギー治療
- 医師の管理の下で減感作療法は行う
- 減感作療法はある程度時間がかかるので、じっくり腰を据えて行う
- 進み具合の段階は行ったり来たりする
皆さんのヒントになれば幸いです。
via PressSync
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